髙助の原点、物流により産業や経済を支える

生活事業部 物流部門
課長 秦 利宏

冬季間の交通を守る「塩」を配送

陸運と水運で創業した髙助にとって物流部門は原点です。新潟市にまだトラックが普及していなかった時代に、他に先駆けてトラック運送を開始。安全・確実な配送を目指すという信条はその時も今も変わりません。現在は、トラック13台を保有し、輸入塩を中心に一般貨物から精密機械などの特殊配送まで幅広く行っています。扱う塩とは凍結防止剤や融雪用などであり、集中的な需要への迅速な対応が必須。安全な交通を支えるという使命を持って取り組んでいます。

倉庫&運送で産業の基盤をサポート

物流部門のもうひとつの柱は倉庫業です。930m2と1,160m2の営業倉庫・第一類常温倉庫を有し、建設資材や工業用部品、肥料、米など多品目を保管。搬出入スケジュールと商品管理の徹底、柔軟な発想による営業により、1年を通した空間の有効活用を目指しています。倉庫での保管とトラックによる輸送が一体となった企業間物流サービスは、お客様にとって利便性が高く、この分野の売上は堅調に推移しています。産業の根幹に関わる手応えを得られる分野でもあります。

「想定外」をクリアする体制を構築

産業にとって物流はインフラです。原料や部品、機器が届かなければ企業活動は滞り、その影響は暮らしにも及びます。また、物が動いてこそ価値が生まれ、社会が活性化します。ですから、確実な配送のために、気象や交通状況などあらゆる「想定外」に備えた、情報の入手や協力企業との連携などの入念な準備や段取りが重要。つまり、モノを動かすには人の力が必要なのです。髙助は、ここに関わる人材の確保を急務と考え、教育や研修など育成の体系を整えています。

※2019年12月に取材した内容です。